まずは住宅ローンの基本から : 住宅ローン返済で泣く前に計画を!住宅購入Q&A
家を買うときに使うローンは住宅ローンと言うけれど、
住宅ローンってなんだろうって思いませんか?
そういうものだと思っているから、
逆に、別になんとも思わないかも知れませんね。
では、家を買うときの何千万というオカネは
一体、誰がどうやって貸してくれるのでしょうか?
これは、住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)や
JA(農協)などの公的機関や、
銀行やノンバンクなどといった民間金融機関が、
審査に通りさえすればオカネを貸してくれます。
そう、ポイントは審査があること。
当たり前ですが、最初から返せないだろう金額は
貸してくれるワケはありません。
手続きは、それぞれの窓口やインターネットで行えます。
家を買うときにお世話になった不動産業者が提携している
住宅ローンを使うことも一般的ですね。
マイホーム資金計画の章でもご紹介しましたが、
家を買うときには順序があります。
そう、家を探してからオカネ…ではなくて、
「オカネの目処が立ってから、物件を探す」がキホンです。
服を探すときは全く逆ですよね、
「コレカワイイ!」って思ってから、値札見て…、
諦めたりとか、ね。(^^;;
そうなると、自分が住宅ローンはいくら借りられるのか
知りたいものです。
そうそう、買わなくても、知りたい。(^^)
でも、漠然と計算式が複雑だろうなというコトは解ります。
この時点で、計算は諦めますよね。(^^;;
でも、安心してください。(^^)
難しい計算式は、実は必要ありません。
実は、金融機関のホームページで
住宅ローンのシミュレーションが用意されていますので、
使えばカンタンに概算できます。
シミュレーションの所要時間も秒単位ですから、
考えるより色々と試した方が早いし、
いつでも、いくらやってもタダですしね。
これらを十分に活用するのが賢い方法ですよ。
どのように興味だけローンの動作を行います
住宅ローンの返済額シミュレーションをしてみると、
わからない用語や、金利?と、「???」がたくさん浮かんで、
その都度調べたり、考えたりして、
スムーズに入力できないかもしれません。
それでも、適当に入力したとしても
「ホント?」「間違っていないよね?」と
結構大きな金額になってしまって、驚かれたことでしょう。
住宅ローンの計算ですが、返済額や支払利息などは、
借入金額、返済期間、適用金利…
それに加えてボーナス返済の場合は、返済方法
(元利均等返済か元金均等返済か)で決定されます。
いずれも借入先によっての条件があるので、
もっともっと、ややこしくなってきます。
このように住宅ローンの計算は、実はとても複雑で、
シミュレーションで解る金額は
あくまで概算であるということを忘れないでくださいね。
それを踏まえて、結局、何が大切かと言うと、
最低でも2000〜3000万円のオカネを借りるわけですから、
返す期間も何十年と、あんまり想像したくない
自分の老後の姿も目に浮かびます。
住宅ローンは「最高いくら借りられる?」ではありません。
たくさん借りられるからって、
それは自慢にも何にもならないのです。
大切なのは
「(長期間に渡って)無理なく返すことができるのか」です。
その金額を見極めることがとても重要です。
身近な例で、車を買うときのローンを考えてみましょう。
車も、結構大きな買い物ですが、家より身近です。
それでも、そう易々と買えるモノではなくて、
ローンを組むことが多いですね。
では、車を買うときには、
車両本体価格の金額だけを支払えば買えますか?
そんなの、買えないですよね〜。
新車だと、車両本体価格の他に
約30万円ぐらい多くかかるかなぁと想像できますよね。
これは諸費用という、なかったらいいなぁと
毎度思ってしまうオカネです。
固定資産税をオフに支払うことによって家を購入する方法
その他、車のローンを200万円借りたとして、
その200万円を返せば済むわけではありません。
分割しているので多く払っている気がしないだけで、
利息分としてかなりたくさんの金額を
支払っていることになります。
これを踏まえて…、そう、家も同じなんです。
車の数十倍を借りる上に、返済期間も長くなるので、
利息部分だけでもかなりの金額になってきます。
諸費用も、車で30万円前後ですから、
家だとどうなるか…(^^;;(100万円前後です。)
そして、車でも同じく、保険のこともありますし、
不動産業者との契約手数料なんかも、必要な費用です。
あくまでシミュレーションによる概算ですが、
借入金3000万円を固定金利3%、返済期間35年、
ボーナス返済なしの場合、
35年間で支払う金額はなんと4850万円!!
利息の合計だけで1850万円にもなるんです。
利息だけで家、買えちゃうかも…です。(^^;;
ですから、住宅ローン選びや、名ホーム資金計画は
それだけ慎重に行わなくてはならないということです。
住宅ローンと言うと、住宅金融公庫からの公的融資が
当たり前の時代がありました。
その時代、他の住宅ローンは?というと、
社内融資や、民間金融機関から借りることが出来たのですが、
どれもこれも金利のタイプなどが横並びで、選択肢としては数多くない、
言い方は悪いですが、どこでも同じようなモノでした。
しかし、2007の4月に、住宅金融公庫が
独立行政法人に移行されることにより廃止されたことにより
民間金融機関の住宅ローンの競争が激しくなり
結果、たくさんの商品が生まれて、選択肢に幅が出たのです。
選択できる住宅ローンは、金利のタイプ、水準も多種多様です。
ひとつの金融機関で10〜15パターンあります。
金融機関の選択も、都市銀行、地方銀行、JA、
信用金庫、労働金庫、信用組合、ネット銀行などなど、
思い当たるだけでもたくさんありますね。
ここで、iは、所有者による販売のための低い家を見つけることができます
ですから、軽く数えても100以上のパターンがあります。
自分のマイホーム資金計画にあった住宅ローンを
検討して、選択していきましょう。
住宅ローンをパターンが増えれば増えるほど、
結局イチバン迷うのは、住宅ローンを使う側、そう私たちです。
選べないとそれしかないのですから、欲も出ないんですけど、
色々あると、やっぱりイチバン得なのはどれか?と
迷うことになります。
大きなお買い物ですもの、それが当たり前です。
でも、正直、よく解らないし、面倒になってしまいますよね。
例えば、生命保険も同じです。
保障内容がよく解らないまま、勧められるまま
入っていたりしませんか?
携帯電話も説明書の半分、使いこなせていますか?
住宅ローンもこれと同じで、パターンの多さに加えて、
組み合わせが出来たりするので
ハッキリ言って、素人の手に負えるものではありません。
人がいいと言うから、見た目によさそうだったからと言って
適当なところで決めてしまうと、
自分にとっては他にももっといい商品があったと、
後から知るなんてことは、よくあるハナシです。
こういうのって、何故か、後から知るんですよね〜(^^;;
ですので、こういったことは、
ファイナンシャルプランナー(FP)などの
専門家に頼るのが一番確実です。
自分にあった住宅ローン探しに、
FPに相談する人が、近年増えてきています。
賃貸で暮らしていた夫婦が、家を買うかどうかというときに、
毎月の家賃分で家のローンが払えるなら…ということも、
マイホーム購入を考えるキッカケのひとつになる、
そんなハナシをよく聞きます。
どこで家を建てるか、家の規模や形態、設備により
その金額は大きく変りますが、
月々払う家賃は消えてしまうけど、
家なら残ると考えるのは当たり前ですよね。
賃貸だと、家族の形に併せて住み替えができますが
家賃で払ったお金がカタチとして残ることはありません。
とはいえ、不動産は浮き沈みがありますし、
管理費などもどうしても必要になります。
一生賃貸のが得、いや、マイホーム購入のが得?
これは大きな分かれ道となります。
これはライフスタイルに合わせて、それぞれ試算をして、
マイホームの資金計画を立てることで概算が出来ます。
無理をせずマイホームを建て、住宅ローンを完済した後は、
家賃分が浮くので、マイホームのが断然有利ですよね。
しかし、住宅ローンの金額によっては、
一生賃貸のほうが安く済む計算になることもあります。
「賃貸」か「マイホーム」か?
この答えは、マイホーム資金計画次第と言えるでしょう。
色々計算してみて、賃貸かマイホームか迷ったとき、
賃貸のが得であろうという結果が出たとしましょう。
しかし、大切なのは、損得よりも、
自分にとってマイホームは何かということでは
ないのでしょうか?
損得でマイホーム購入を考えるべきではありませんよね。
マイホームを持ちたい人の意識調査では、
「同じ場所に安定して住み続けたいから」という
理由を挙げる人が半数以上です。
「持っておいたほうがいい、財産として残したい」など
資産価値としてマイホームを捉える意見は約30%でした。
この調査からわかるように
マイホームには、資産価値よりも安心・安定した暮らしを
求める人のほうが上回るのです。
マイホーム購入は人生一度きりと言っても過言ではない
長期にわたる大きなイベントです。
今買っておいた方が良いと言うから、
周りがみんな買っているからという理由ではなく、
自分はどうして家を持ちたいのか、
これからの自分や家族の将来像を見据えて、
じっくり検討しなくてはなりません。
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